大御所の師匠の話(文字起こし)
若手の大阪時代に、新喜劇のような舞台をやることになった。
そこには大師匠もゲスト参加していた。楽屋にあいさつすると「いらっしゃい」と言われた。
忙しいメンツだったので、なかなか集まれず、前日の夜12時ぐらいからリハーサルが始まった。
みんな眠たい中だが、仕方ないのでやっていた。
台本片手にやるが、松本は2役で殿様と町人をやっていた。
あるシーンで師匠が町人の松本を呼ぶ、次に殿様の松本を呼ぶ。
松本は早着替えしながら、袖と舞台を言ったり来たりする。
最後に「二人とも出てきてー」と言われて「出来るか―」でチャンチャンの話だった。
リハーサルは「ハイオッケー」となって、休憩に入るが1時間経っても再開しない。
どうしたんだろう?と思っていたら、師匠の女マネージャーが来て
「松本君、師匠に謝ってくれるかな?」
「どういうことですか?わからないんですけど」
「付き合いが長いからわかるの、最後の『できるかー』がちょっと失礼なんじゃないかな」
「台本通りやっているし、そんなんで師匠が怒っているわけがない」
「いや、私はそれが原因やと思う」
「そんなわけないけど、じゃあ試しに行くわ。他の人も待たせてるしな」
師匠の部屋に言って松本は言った
「なんか、すみませんでした」
って言ったら、
「もう、エエねや」
その後のリハーサルでもずっと『できますかいなぁ』と言ってた。
ウケるコツ「モノマネ」
この話のオチにも使われているように、
モノマネを入れると臨場感が増して面白くなります。
小芝居、セリフ入れ、心の声を入れる、
というウケるコツを紹介してきましたが、
同じように、モノマネも使うことができますね。
(参考ブログ)
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知恵を学び、練習を重ねれば、誰でもトークは向上します。
一緒にトークを向上して、あの人も笑顔に変わる人生を送りましょう。
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トーク向上委員会の向上長、焚き火たかじでした。
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