「なら飲むな」って思った話
平日に喫茶店でパソコン作業をしていた時のことです。低い壁を挟んだ隣の席で、主婦っぽい2人組がいました。ヨガの帰りでヨガ仲間っぽい感じでした。
一人の人が悩み相談している様子が聞こえてきました。
「私な、飲み会が苦手やねん」
「あー、そういう会が苦手なの?」
「いや、そうじゃないねん。話すのは好きなんやけど、飲んでたら、腕が上がらなくなるの。体に合わへんのかな?ジョッキは持ち上がらなくなるの」
「えー!そんなにひどいの?」
「うん。トイレに行くんだけどね、手に力が入らなくて、ズボンもおろせへんの」
「大変!」
「用を足したあとに、拭くこともままならんのよ」
「えー、じゃあ飲み会断った方がいいわね。あんなのどうせくだらない話をしてるだけでしょ」
「でも、その場は楽しいんやけどねぇ」
「あー、でもそんなにつらいなら良いじゃない。ヨガやってたら、お酒なんて要らないわよ。自然にねストレスも発散するのが上手になるのよ。もう飲み会とかやめておけば?」
「うんー。そうねぇ…。飲み会にいったらしんどくて、2日は引きずるの」
隣で聞いていて、思いました。
「なら、飲むな」と。
「飲まんかったらええやん」と。
腕が上がらんで、ジョッキが持ち上げられん、
トイレ行ってもズボンがおろせん、
用を足しても拭けない、
2日間体調悪いの引きずる、
なら、飲まんかったらええやん。単に。と。
で、相談相手の人よ、「飲むな」と言ってあげて。
ヨガでどうこうとか、そんな崇高な話じゃなくて、飲むな、でええやん。場は楽しいねんから、行かせてあげーや、と。
そう思った平日の昼下がりでした。
使ったコツのネタバラシ

具体例の列挙を使いました。この話にリアリティーが出るポイントは、
「ジョッキがあがらん」
「ズボンが下せない」
「用を足して拭けない」
「2日間引きずる」という4つの具体例です。
本当はもっといろんな話をしていました。酒を飲んだらしんどい、というテーマにしぼって具体例を列挙しました。
こうすることで、「酒が合わない人」と「ヨガ最強説の人」という対立をハッキリさせたかったわけです。そして中立の私が入ることで、立ち位置がハッキリしますよね。
これはジュニアさんのトークから学びました。この記事を参考にどうぞ。
他に使ったのはセリフを入れること、心の声を入れること、エピローグから話すことです。この2つの記事が参考になります。
これを動画で見る
というわけで、学んで訓練することで、トークは向上します。才能は必要ありません。
一緒にトークを向上して、あの人も笑顔に変わる人生を送りましょう。
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トーク向上長、焚き火たかじでした。

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