仕事案件を紹介されるフリーランスの秘訣【#伝え方6】結論:魔法の3ストーリー

伝える力

自営業を応援されて成功する人、応援されず成功しない人がいます。

稼げるフリーランス・自営業者になるには、応援者が欠かせません。味方になってくれる人が必要です。なぜなら、応援があれば心が折れそうになっても頑張れるし、自分の足りない部分を教えてくれたり、補ってくれたりするからです。

実は、フリーランス・自営業者は自分ですべてやろうとするとうまくいきません。そこで今日は応援される、味方が増えるようになるための、あなたの3つの鉄板ストーリーを一緒に作りましょう。

元アメリカ大統領オバマも、ホリエモンも、実はこのストーリーで味方を作っているんですよ。彼らとボクたちは規模こそ違いますが、「人に想いを伝えて自分のやりたいことを実現する」という意味では同じですよね。

こんなツイートもしました。

フリーランスなら案件を紹介される

この3つのストーリーをもっていれば、たとえばフリーランスなら仕事が紹介で入るでしょうし、家族、友達や知り合いが活動を応援してくれて、アドバイスや協力をしてくれるようになります。

ひとり社長だからといって、ひとりの力で何でもできるものではありません。これからの時代は特に、誰かの応援があって初めて、お仕事がうまくいくようになります。

お恥ずかしい話、ボクが自営業を始めたころに仕事を取ってきてくれたのは母でした。あちこちから(ボクの仕事に関係ないものも含め笑)仕事を取ってきてくれました。それをきっかけに、仕事の輪が広がり、独り立ちできたのです。

他力本願は良くない、という考え方もありますが、自力ひとりでなんとかできると思う方が傲慢ではないでしょうか。実際に、自力も他力もうまくかみ合わさっている人が、ひとり社長としてうまくいっています。誰かに味方になってもらうことは、自営業に欠かせません。

こんなツイートもしました。

お母さんのような身内なら無条件に応援してくれますが、残念ながら他人はそうはいきませんよね。そこで他人に応援してもらうために必要な、3つのストーリーがあります。それはどうやって探し、作れば良いのか、考えていきましょう。

鉄板の3つのストーリーの作り方

人の心を動かすには、1つじゃ足りません。イメージとしては、水面におちた一粒で波が立ち、他の波と合体して、さらに風が吹いて大きな波になっていく感じです。一粒の波では大きな力は生まれないように、1つのストーリーでは弱いんですね。

3つそろって大きな共感が得られます。その3つのストーリーがこちらです。

  1. 「私のストーリー」
  2. 「みんなのストーリー」
  3. 「今のストーリー」

では、一つ一つかみ砕いていきましょう。

私のストーリー(あなた自身のストーリー)

自分の痛みや過去を他人に話すと、ファンが増え、応援されます。もちろん言いたくない部分もあるでしょうし、恥ずかしい思いがあるでしょう。でもそれを共有することで、味方になってくれるのです。

たとえば、鬼滅の刃の主人公の竈門炭治郎は、家族を鬼で失い、妹を鬼にされました。鬼滅の刃からその要素を取り去って「ただの少年が鬼を倒すために頑張る話」だとしたら、あそこまでの人気作品にはなっていないでしょう。ファンは炭治郎のつらい過去を知っているから応援するのです。

ではあなたにとっての「私のストーリー」はどこから見つければ良いでしょうか?

私のストーリーのタネになる4つの体験とは

  • 家庭環境
  • 学校や環境の変化での苦労
  • いじめ体験
  • 社会で感じた不条理

起業支援のスペシャリスト、斎藤祐馬さんはたくさんの独立をサポートしてきました。たくさんの起業家を見てきた彼は「たいていこの4つの中に、共感されるストーリーがある」と言います。

あなたが仕事をする原点はなんですか?この4つの中から、あなたの原動力になっているエピソードを思い出しましょう。そこにはきっと、ネガティブな体験があるはずです。

では次に2つ目の「みんなのストーリー」を見つけましょう。

みんなのストーリー

せっかく話した「私のストーリー」が、聞いている人に関係ないと共感されません。「自分にも関係がある」と思ったときに、応援が生まれます。

さきほどの鬼滅の刃の例でも、「家族を愛し、助ける心」だからみんなも関係のあるストーリーなのです。家族ネタは日曜の夕方「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」を放送しているように、共感をバチバチにうむ鉄板ネタでもあります。

では「私のストーリー」が、どうすればみんなと関係あるものになるでしょうか?

どうすればみんなのストーリーになる?

ポイントは多くの人に共感されようとしないことです。対象を狭くすればするほと、特定の人に刺さります。会社なら話は別ですが、ひとり社長のあなたは全員を味方にする必要はありません。(できるんならいいですが)

あなたと共感する人は誰か?と考えましょう。

  • 同じ趣味の人
  • 同じ世代の人
  • 同じ悩みを抱える人
  • 同じ願望を持つ人
  • 同じ考えを持つ人
  • 同じ業界の人
  • 同じ社会を目指す人

鬼滅の刃の場合「家族のきずなは大切だ」という、同じ考えの人に共感されています。「私のストーリー」の次に「共感して欲しい誰か」のストーリーを足しましょう。

ちょっとイメージしにくい場合は、後に出てくるオバマ、ホリエモンの例を参考にすると良いです。とりあえず3つ目のストーリーに行きましょう。

あなたのストーリーが「みんなのストーリー」になったとき、次に考えるのは「なぜ今それをやるか」です。

今のストーリー

なぜ、「なぜ今やるか」が大切かと言うと、人は締め切りが無いと動かないからです。夏休みの宿題をやる理由はなんですか?9月1日が締め切りだからです。締め切りがなければ、きっと多くの人はやらないでしょう。だから「なぜ今やるか」ということが大切になります。

そこで、この2つの質問に答えて、「なぜ今やるか」をハッキリさせましょう。

「なぜ今このビジネスをやるか」
「これが社会に求められる理由は何か」

必ずあるはずです。世の中を見渡して、目線をあげて、鳥の目線であなたを見つめてみてください。あなたの仕事が、なぜ今の世の中に必要で、今やるべきなのか、その理由を見つけましょう。小さなことでも構いません。この世に必要な理由が必ずあります。

では3つのストーリーがわかったところで、「あなたの3つのストーリー」を作るのに参考になるものを紹介します。

オバマ、ホリエモンのストーリーであなたのストーリーが見える

プロセスエコノミーという本でも紹介されている、オバマ、ホリエモンの3つのストーリーを紹介します。参考にどうぞ。プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

元アメリカ大統領オバマ

「私は黒人として苦しんできた。(私)でもアメリカという国が自由を与えてくれたから、わたしはここまでのぼってこられた。(みんな)その苦しみを味わった人間が、変革を起こしていく。(今)

(みんな)だけわかりにくいので解説すると、この場合のみんなは、「アメリカという自由な国をより良くしたい人」です。

チェンジ!イエス、ウィー、キャン!を合言葉に国民を巻き込んだのは記憶に新しいですよね。続いて、ホリエモンのストーリーです。

ホリエモンこと堀江貴文氏

小さなころは周りとの違いにコンプレックスだらけだった。(私)そんな自分がハマったコンピュータの仕事を頑張ったら、みんなとつながり、みんなと笑顔を共有できた。(みんな)人生には「いま」しかない。過去も未来も関係ない。今の積み重ねが未来になるだけ。働こう。(いま)

この場合のみんなは、「仕事を頑張りたい、仕事で自己実現したい人」です。

著書「ゼロ」は今までのホリエモンのイメージをガラッと変え、共感されるきっかけになりました。最後のページとかマジで感動するので、おススメですよ。ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

続いて、ボクのストーリーです。興味がなければ飛ばしてください。

たかじ(この記事を書いている人)のストーリー

大学の時に親が倒産した。(私)でも想いを持って働く後ろ姿がカッコ良かったので、自分も独立した。めちゃ苦労したけど、自分らしい人生を送れた。(みんな)いま個の時代だけど、才能をお金にかえる道しるべがない。皆で作ってキラキラした大人を増やし、ちょっとだけ世界を変えよう」

この場合のみんなは「自分らしく独立して、うまくやりたい人」です。

あ、このストーリーもきっと役に立ちます。

ストーリーの使い方

作ったストーリーを、ノートに書いて引き出しにしまっては意味がありません。いろんなところで発信しましょう。どこでも使えますし、どこでも使うべきです。たとえばこんな時に使えます。

  • 人を紹介された時
  • 融資をお願いするとき
  • プレゼンテーションするとき
  • ホームページで、SNSで
  • ジョイントベンチャーするとき
  • クラウドファンディングをするとき
  • 名刺の裏に
  • チラシを作る時
  • パンフレットを作る時
  • 仲間になってくれそうな人がいる時
  • お仕事を納品した時
  • メールを送る時
  • 手紙・ハガキ・ニュースレターに

このように、いろんなシーンの自己紹介でつかえます。ジョイントベンチャーについては、この記事が参考になりますよ。

まとめ

今日は味方になってくれる人が大切な理由、共感されるあなたの3つのストーリーとその作り方、参考になるストーリーを紹介しました。

あなただけの「私のストーリー」「みんなのストーリー」「今のストーリー」を作り、発信しましょう。

1.私のストーリーは、あなたの原体験です。きっとネガティブな出来事があなたの力になっているはずです。

2.みんなのストーリーは、多くの人ではなく、共感される誰かに向けましょう。

3.今のストーリーは、なぜ今やるか、なぜ今社会が必要としているかを語りましょう。

あなたのストーリー作りに、オバマやホリエモンの話が参考になります。今すぐに、あなたのストーリーを完成させてくださいね。そしてそれを語り、ブラッシュアップしていきましょう。最初からカンペキを求めなくても大丈夫です。語っているうちに、想いが伝わるように進化していきます。

この記事を書いたのは「フリーランスの家庭教師」焚き火たかじでした。ツイートでは集客の極意をつぶやいていますよ。https://twitter.com/takibitakaji

コメント

タイトルとURLをコピーしました