短く自己紹介しただけで興味を惹く、たった2つのコツ【#伝え方4】対面編:交流会や初対面で一生使えます

伝える力

あなたは初対面の人に刺さる、短い自己紹介を持っていますか?これを用意していないなら、本来お客さんになりえた人を、沢山逃してしまっているかもしれません。

今日は自分にピッタリの人に興味をもってもらえて、その人が見込み客になる、短い自己紹介を一緒に作り上げましょう。数々のフリーランスを成功に導いた、独立起業のスペシャリストであるマイケルポートさんの方法を用いますので、最後まで読んで、今すぐにあなたの最高の自己紹介を作りましょう。(後回しはダメ絶対!)

また会いたくなる、また話したくなる人になれば、自然に注文も紹介も増えていきますよ。

自己紹介で気を付ける最大のポイント

忘れてはいけないことは「自己紹介は対話である」ということです。あなたのスピーチではありません。だから、相手の顔を見ながら、自然な流れで自己紹介を入れることが大切です。

そして初対面で最も大切なことは、「相手の話を聞く」ことです。決して自分の話をダラダラとすることではありません。あなたは自分の話を短くし、相手の話を聞くスタンスが大切です。自分の話の3倍、相手の話を引き出せる人が、本当の話上手です。

こんなツイートもしました。

その短い自己紹介をかに興味深くできるかが、今日のポイントです。

大切なマインドセット

もう一つ大切なマインドセットがあります。それは、全員が見込み客になると思ってはいけない、ということです。自分を必要としている人は、何人かに1人のはずですよね。だから、「こないだ会った人、つながりが作れなかった」といちいち落ち込む必要はありません。

ピッタリな人だけ繋がればいいのですから、ダメなら「今は縁がないだけ」と割り切りましょう。自分の魅力を短く伝えられていれば、必要な人は必ず反応してくれるものです。

自己紹介のポイント

では、短くて相手に刺さる自己紹介をするためのポイントを学んでいきましょう。

みんな忘れがちな、最初に言わないといけないこと

初対面ではお互いに緊張しています。そこで大切なのは「安心を与える」ことです。何に不安を感じているかと言うと、実は「呼び方がわからない」ことです。不思議なもので、呼び方がわかればとても安心感を持って話すことができます。このことを多くの人が忘れがちです。

そこで、ヒトコト目は必ずこれを言いましょう。「私は(名前)です。○○と呼んでいただくことが多いです」これで相手は少し心を開きやすくなります。

よくある失敗「〇〇を言った瞬間に相手は興味をなくす」

ひとり社長の場合、名前を交換したら、次にお仕事の話になるでしょう。その時に一番ツマラナイのは、単なる肩書を言うことです。「私は税理士です。私は看護師です。私は英会話講師です」これを言うのはとても勿体ないと覚えておきましょう。

こんなツイートもしました。

なぜなら、これを言った瞬間に相手はある程度のレッテルを貼ってしまうんです。この人は税理士、っていう名札を脳の中で貼ってしまうんですね。そうすると、途端に脳はフタをします。「この人については、もうわかった。OK。」とそれ以上の情報を取らなくなるんです。これは無意識に起こります。

大人気マンガ、ワンピースの主人公ルフィーの自己紹介は秀逸です。短くて突き刺さります。

俺はルフィー。海賊王になる男だ。

ルフィーは決して、「私は海賊です」とは言わないんですよね。ルフィーほど秀逸なものはできなくても、単なる肩書でない、魅力的なワードを用意しておきましょう。

魅力的な自己紹介になるには、たった2点セットで良い

では、あなたの自己紹介に何を入れれば良いのでしょうか。2点セットで用意しておくことで、自然に短くて興味をそそるようにすることができます。それは1.呼び方2.誰に何を提供しているかです。

魅力的な自己紹介1点目

大切なのは呼びやすさです。キャラクターにもよりますが、ひとり社長の場合はニックネームの方が愛着が湧きやすいのでおススメです。たとえばサイトウ、のように言いやすい名前ならいいのですが、ヨコフジタ、みたいな名前の場合、「ヨコフジタさん」って言いにくいですよね。(ちなみに横藤田クンはボクの中学時代の同級生で、ヨコフジと呼ばれていました)

「ヨコフジタです。でも長いのでヨコさん、と呼んでいただくことが多いです」と伝えれば、相手は安心して「ヨコさん」と呼べます。これがないと、他の人がそう呼んでいても「自分もそう呼んでいいのかな?」って思うものです。

こう言っても、話のなかで「ヨコフジタさん」と呼ばれるでしょう。その時にすかさず、「ヨコでいいですよ」と手を差し伸べるのが大切です。

そして、相手にも「何とお呼びしたらいいですか?」と自然に聞くこともできます。呼び名があると、いったん分かれてから、再び話しかける時もやりやすくなりますよね。お互いにです。「あの話、もう少し聞きたいな」なんて思った時に歩み寄りやすくなるわけです。

ということで、1点目は「呼び方」を共有しましょう。これで第一段階をクリアです。

ここでちょっと余談ですが、ボクは長らく小学生にバスケを教えていました。毎年初めて参加する4年生がいるんですが、周りの子はクラスや学校が違うので少し緊張しているわけです。最初にやることは、全員の呼び名を覚えさせることです。そして、名前を呼びながらパスで楽しむゲームをします。これをやるだけで、15分もあれば子供たちは打ち解けてはしゃぎ出します。名前のパワーは凄いんです。ホント

魅力的な自己紹介2点目

あなたの肩書をもう少しかみ砕いた、誰でもイメージできる説明をしましょう。大切なのは相手の頭にあるコトバで説明することです。たとえば税理士って言われたら、どう思いますか?あなたが税理士に詳しくなければ、実際のやり取りや具体的な仕事内容をそこまでリアルにイメージできないはずです。なんとなく税金のあれこれをしてくれるんだろうな、ぐらいなんですよね。

そこで、ポイントになるのは「誰に」「何を」提供しているかです。たとえば税理士の場合であればこんな感じにすると、魅力が伝わるのではないでしょうか。

年商が800万円以上の自営業者の方に、節税と確定申告が楽にできるサポートをしています

単に「税理士です」と言われるよりも、自分にどう関係があるかがイメージできますよね。肩書なんて、ぶっちゃけ言う必要がありません。あなたがgoogleの社員でない限り。

ボク、焚き火たかじの場合はこうです。

ひとり社長の方に、サラリーマンの3倍以上稼げるシンプルな経営を教えています

このように、「誰に」「何を提供しているか」を伝えると、それが必要な人には刺さり、気になる存在になることができます。

自然な笑顔を作る1分トレーニング

忘れてはいけないのは笑顔です。人は笑顔が大好きです。歯を見せて、自然な笑顔で接しましょう。苦手な人は顔面体操をしてください。ボクはかつて飲食店のプロ店長をしていましたが、オープン前にスタッフ全員で笑顔トレーニングをしていました。ドアを開けたお客さんに、まず最高の笑顔を浴びせるわけです。

以下が笑顔トレーニング3点セットです。

1.いろんな変顔をする2.声を出して笑う3.顔をマッサージしてほぐす

顔も筋肉ですから、動かしてストレッチをすれば、血流が良くなって自然にほぐれます。お会いする前にトイレで、渡り廊下でコッソリとやっておきましょう。

↓で勇気もでるかと。

いますぐ魅力的で短い自己紹介を作る3つのキーワード

では、作り方のポイントがわかったところで、今からあなたの自己紹介を作りましょう。一番のポイントになるのは、3つのキーワードです。一語一句自分の自己紹介を覚えるなんて大変です。キーワードを用意しておくことで、自然に対話の中で自己紹介をすることができますよ。

キーワード1「あなたの呼び名は?」

これはあなたが普段、仲の良い人になんと呼ばれているか、が良いでしょう。不自然なのは良くないので、無理してまでニックネームにする必要はありません。相手が言いやすい、口にしやすい、呼びやすい呼び名を決めましょう。

キーワード2「誰に?」

ポイントの2点目は「誰に」「何を提供しているか」でしたね。あなたは誰に商品やサービスを提供していますか?自分にピッタリな人はどんな人ですか?なるべくピンポイントである方が良いです。

ピンポイントだと、お客さんが減るのでは?と思うかもしれません。でもそれは逆です。さきほどの税理士の例のように「年商が800万円以上の自営業者の方に」と言われたらどうですか?

不思議なもので、500万円の人も反応するんですよね。もちろん、800万以上の方は「わたしの為のサービスだ!」と突き刺さります。単に「自営業に」というよりも色んな人に刺さるんです。

この場合のキーワードはこれらです。
年商800万円、自営業

価値観・考え方・悩み・願望・趣味などのライフスタイルのようなものも意識して「誰に」にあたるキーワードを設定しましょう。

キーワード3「何を提供している?」

次に用意するのは、商品・サービスの部分です。商品名そのままを言うのではなく、どんな商品であるのか、それを利用するとどんな良いことがあるのか、を伝えることがポイントです。

先ほどの税理士の場合であれば「節税と確定申告が楽にできるサポート」でした。自営業者であれば、たいていの人が「欲しい!」と思うでしょう。確定申告って嫌いなんですよ、みんな(笑)

この場合のキーワードはこれです。
節税、確定申告、楽、サポート

あなたが与えるベネフィットを意識して、キーワードを出しましょう。この記事も参考になりますよ。

何を提供するか、魅力的なワードは見つかりましたか?

3つのキーワードで、短い自己紹介を声にだしてみよう

さて、3つのキーワードがピックアップできたら、声に出して練習しましょう。下に入る文章を声にだしてみてください。

私は(名前)です。〇〇と呼ばれることが多いです。私は「誰に」「何を提供」しています。

自己紹介の効果的な使いまわし

これが完成したら、ホームページにも、SNSにも、名刺にも反映させて、持ち歩きましょう。自己紹介は一貫している方が良いので、使いまわしが良いです。

そのまま使うのも良いですが、もう少し工夫するなら、ホームページならストーリーを入れて長くし、SNSは発信に合わせた自己紹介にすると良いです。

手帳にも書いて、いつでも言えるようにカンペにしておきましょう。

スピーチやセミナーなど長めの自己紹介をするときは?

この記事が参考になります↓

まとめ

フリーランス・自営業者は、短くて刺さる自己紹介をいつも用意しておきましょう。そうすれば自分にピッタリの人を取りこぼさず見込み客にすることができます。

自己紹介とは言え、対話を大切にして、笑顔を絶やさないことが基本です。そして、全員が見込み客になるわけではないので、ピッタリの人を探すために使っているという意識が大切です。自分の話よりも、相手の話を3倍聞きましょう。

短い自己紹介の3つのキーワードは、「呼び名」「誰に」「何を提供しているか」です。これをいつも取り出せるように用意しておくことがキモになります。

会った人に短く自分の魅力を伝えて、いつも選ばれるフリーランスになりましょう。この記事を書いたのは、「あなたの注文をいっぱいにする、自営業者の家庭教師」焚き火たかじでした。

予約をいっぱいにする方法もツイートしていますよ。https://twitter.com/takibitakaji

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