嫌味を言う人のウラにある3つの心理【次の皮肉が楽しみに変わる受け身の極意】

笑顔の会話術

嫌味や皮肉っぽいことを言われると、「嫌な事言うな~」と一瞬は思ってしまいますよね。

でもちょっと一呼吸おいて考えてみましょう。ここが大事なんです。実は…

必ずしも悪気があって言っているわけではありません。

そして、嫌味・皮肉を言っている人の心理がわかれば、精神的に上に立つことができます(笑)

上に立つというのは、ちょっと言い方が悪く聞こえるかもしれません。要は、余裕を持って接することができるようになるということです。

相手が次の3つのうちのどの状態かを考えてみましょう。必ずどれかが当てはまります。

これを知ると、次から嫌味などを言われた時に「どの心理だろう?」と探るのが楽しみになりますよ。

相手の心理【3つの意】

嫌味・皮肉を言う人のウラ側にある心理は次の3つのいずれかです。

1.善意
2.好意
3.悪意

3つ目の悪意が悪気があって言ってる場合です。腹が立ったり、落ち込んだり、モヤモヤするのはこれだけで良いのです。

でも、多くの場合、そうではありません。ではそれぞれについて解説します。

心理1善意

善意で言っている場合があります。

言っている人は、
「成長してほしいから助言している」
のです。もどかしかったり、心配しているわけです。

何がしたいかというと、解決したいのです。その役に立ちたい、というのが心理です。

大きなお世話だったり、言い方が悪かったりで、嫌味に聞こえているだけなのです。

この場合、例えば
「まだ宿題も終わってないの」
と母親に言われたとしたら、

「宿題を終わらせておけば、後は楽なのに。楽しく一緒に晩御飯を食べたいわ」

というようなメッセージが裏にあります。
嫌味に聞こえるかもしれませんが、良かれと思って言っている、ということです。

ほとんどがコレです。なので、前回の記事で伝えたように、

「どうしたら良いと思います?」

というフレーズを使えば、その人の助言を引き出せます。聞きたいかどうかは別にして(笑)

前回の記事、切り返しの3つの切り札フレーズはこちらから

実行するかどうかは別にして、助言を聞けばよいわけです。

心理2悪意

悪意で言っている場合は、ストレス発散・マウンティングがあります。

ストレス発散

ストレス発散が一番タチが悪いタイプです。
言っている人はストレスが溜まっていて、それをぶつけています。

ストレスは上から下に流れる

ストレスは水のように上から下に流れやすいです。上司から部下に、部下からその奥さんに、奥さんから子供に、という流れです。

そして上司がスタートかと言えば、その上に社長がいて、そしてその上に社長の奥さんがいたりするわけです。

これに対して、基本の切り返しだけで完全解決するのは難しいです。なぜなら・・・相手の問題だからです。

あなたのストレス押し付けないでよ!と思うでしょうが、ここは大人になって、「この人はストレス溜まってるんだな」と分析してあげましょう。

嫌味を言われながらも、精神的には上に立つわけです。

フレーズとしては、前回の記事「3つの切り札フレーズ」で対応します。

むやみな反論ではろくなことがないので、おススメしません。

マウンティング

もう一つの悪意が過度なマウンティングです。

次項にあげる、「イジる」との境目が難しいところですが、これがいじめに発展する理由になったりもします。

人間関係の難しいところですね。どういうことか簡単に言うと、

普段面白がってイジっていたのが、ある日ストレス発散に変わって度を越えてしまうということです。

これは言う側の心理ですが、これが複雑なのは、言われた時の自分の精神状態にもよって変わるということです。

マウンティングの理由としては2つ考えられます。

1つ目は言う人にストレスがかかっているから、お前はダメだ、ということで安心したい場合。これは上のストレス発散と同じです。

2つ目は言う人が劣等感を抱いている、コンプレックスがあるので、相手を下げることによって、自分を安心なところに置きたい、という心理です。

これについても、問題は相手にあるので、切り返しフレーズだけで完全解決というのは難しいです。対応としては大人になるしかありません。

「何のコンプレックスを抱えてそうなったのかなぁ」と思いながら対応するのが、精神的貴族のやり方です。

相手が子どもだと思って、「大人は子どもとケンカしない」と、3つの切り札フレーズで乗り切ります。

心理3好意

イジッてる・仲良くなりたい・ウケようとして言っていることが、嫌味に聞こえる場合があります。

お待たせしました。面白いのがこの場合です。

笑いの種類には、嫌味・皮肉、というものがあります。

社会風刺なんてまさにそれですよね。爆笑問題さんの漫才なんて、これに溢れています。時事ネタをイジって笑いに変えるのは、爆笑問題さんの専売特許とも言えます。面白いですよね。

相手が政府やデカいモノなら、誰も傷つけない笑いに変わりやすいのですが、人に対しても横行しているのが世の中の常です。

特に関西ではひどいです。なので、関西人に悩む人は多くいます。

逆に関西人は気を付けましょう。イジっているつもりが、知らず知らず相手を傷つけてしまうことがあります。自省も込めて。

大阪出身の僕は栃木で飲食店の店長をしていたときに、イジりのヒトコトで翌日からバイトが来なくなったことがあります。

バイトリーダーの頃は、富山から出てきた後輩に「私を踏み台にして皆を笑わせるのはもうやめてください」と真剣に言われました。

お笑い怪獣さんまさんが、かつてバラエティー番組に来たアイドルを泣かせてしまったことが多いのもこれが理由です。

イジられた時のウケる切り返しは、ツッコミ、とぼけ、ノリツッコミ、ボケをかぶせる、などいろいろありますが、長くなるのでまた別の記事にします。

そんなことを目指していない人は、イジっている人に任せればよいです。つまり3つの切り札フレーズで、相槌だけしてあげれば良いわけです。

結果ウケようが、滑ろうが、イジっている人の問題です。アナタが大人なら、相手が滑った時、フォローしてあげましょう。

フォロー術としての切り返しには、状況説明、アドバイス、追い込み、例え、気持ちの整理などいろいろありますが、長くなるので別の記事で取り上げます。

これを動画で見る

嫌味のウラ側にある3つの心理とは?【相手を覗き込めば大人の対応ができます】

まとめ

というわけで、今後嫌味を言われたら、相手の心理を探るゲームをしましょう。善意か悪意か好意か、必ずどれかです。

悪意であった場合、セリフや仕草をしっかり観察すれば、オモロイ話になりますよ!腹は立ちますけどね(笑)

参考記事 嫌味に対する3つの切り札フレーズ

それでは一緒にトークを向上して、
あの人も笑顔に変わる人生を送りましょう。

オモロイ話
無料でできる
プレゼント

トーク向上委員会の向上長、焚き火たかじでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました