あなたがお仕事を長く続けていくと、必ず散らかってきます。商品の数・種類が増えたり、オプションが増えたり、店舗が増えたり、サービスの数・種類が増えたりしますよね。
これはうまくコントロールできていないと、大きな問題になります。いろんなことに時間を取られて、どれも商品価値が低くなってしまったり、どれが儲かっていて、どれが儲かっていないかわからなくなったり。
これは自然に起こってしまうことであり、仕方がありません。このことをエントロピー増大の法則といいます。
ではどうしたらいいか、エントロピー増大の法則も含めて、カンタンに学んでおきましょう。
エントロピーってなに?イメージでつかもう
本来の意味とは少し違いますが、エントロピー=散らかり度合いと考えるとわかりやすいです。本当の意味を知りたい人は、どうぞググってください。
エントロピー増大ってどういうこと?
エントロピーが増大するというのは、時間が経つと散らかる、ということです。そしてそれは、手を加えない限り元に戻ることはありません。
- たとえば部屋はほっておいたら散らかりますよね。
- たとえばコーヒーにミルクを垂らすと、混ざりますよね。
- たとえば袋に入れた煙を広げたら、空気と均一になりますよね。
そしてこれらは、自然に元に戻ることはありません。これがエントロピーが増大するということです。仕事でもこれが起こるので気を付けないといけません。
飲食店でも新メニューを増やすたびにポップを作って、何がなんやらわからなくなっているお店も多いですよね。
あなたの仕事はメニューが増えすぎていませんか?それぞれの仕切り、それぞれの時間効率や原価率は分けられていますか?
増大するとなぜダメか
エントロピーが増大して問題になることはいくつかあります。
- 一つ一つの商品・サービスの質が落ちてしまうこと
- それによってお客さんに離れられてしまうこと
- 仕事の効率が悪くなること
- どれが黒字でどれが赤字かわからなくなること
- 力の入れ方がわからなくなること
- 時間ばかりかかってしまうこと
- 備品が多くなってしまう
- 経費がかかりすぎる
そして、これらのことは、どこの会社やお店にも、そしてあなたの仕事にも起こっています。必ず起こります。
マクドナルドに学べ
あのマクドナルドでも、いやマクドナルドだからかもしれませんが、メニューはとてもシンプルです。これは朝マックのメニューですが、たったの6つしかありません。
使っているものも、良く見ると4つだけです。肉・卵・パン・コロッケ。材料もメニューも実にシンプルなのです。
これはマクドナルドに限ったことではなく、うまくいっているフランチャイズはほとんど全てがこれに当てはまっています。では僕らはどうすれば良いのでしょうか?
増大しないために定期的に整理しよう
僕らがやらなければならないのは、定期的な棚卸しです。業務の棚卸しです。
もっというと、メニューを減らすことです。やめる仕事を決める事です。強制的に減らすことしないと、散らかっていくばかりです。
あなたも、定期的に自分の仕事を整理して、絶対にいるものと、切るものとわけましょう。この記事を書いたのは、フリーランス・自営業者の経営の家庭教師、焚き火たかじでした。
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