盛り上がる質問と盛り上がらない質問があります。
盛り上がらない質問は、クローズドクエスチョンです。
クローズドクエスチョンとは、「はい、いいえ」で答えられる質問のことです。
これが悪いわけではありませんが、こればっかりだと、盛り上がりません。
例えばこんな会話です。
「この間高知旅行に行ってきたんです」
「へー、楽しかったですか」
「楽しかったです」
「紅葉はキレイでしたか」
「きれいでした」
「食べ物は美味しかったですか」
「美味しかったです」
…
無味無臭なつまらない会話ですね。盛り上がりません。
どうすれば盛り上がる質問になるか、それは、映像化です。
盛り上がる質問は「映像化」で生まれる
四国旅行の例
「この間四国旅行に行ってきたんです」
「お天気はいかがでしたか?」
「2日目までは良くて、3日目は降ったりやんだりでした」
「天気が良いところは景色が良かったでしょうね」
「そうなんです。川に空が反射してね、紅葉も映ってそれはキレイでした」
「へー、それってどのあたりですか?」
「それは徳島県の山奥にある、祖谷のかずら橋というところです」
「てことは、車で行かれたんですか?」
「そうなんです。4日間かけて車で四国を一周するような感じでね」
「それは長旅でしたねぇ。全県回ってきたんですか」
…
話は尽きませんね。良い景色の場所やいろんな面白いポイントが引き出されてきます。
この質問それぞれは、映像化することで生まれています。解説しましょう。
映像化から生まれた質問
四国旅行を映像化すると、その人が四国にいて、
そこは山なのか街なのか海なのか?
また空の色は?
映像に足りないところがいくつもありますよね。
なのでお天気から聞いたわけです。
そして、場所が映像に足りないので、きれいな景色を聞きました。
景色の場所がでてきたので、もうちょっと視点を空からに変えて、地図を浮かべて場所を聞きました。
道中の映像が足りないので、移動手段を聞きました。車ですか?と。
このように、その人の話を映像にすることによってどんどん質問が生まれてきますね。
違う例で行きましょう。
子どもが4人いる例
盛り上がらない会話例(クローズドクエスチョン)
「子どもが4人いるんです。」
「それは大変でしょうね」
「そうなんです。大変です」
「男の子ですか?女の子ですか?」
「男2人と女2人です」
「男は喋りますか?」
「あまり話さないですね」
「女は喋りますか?」
「よくしゃべりますね」
・・・
盛り上がらないですね。
盛り上がる質問(映像化を使って)
「子どもが4人いるんです」
「トイレどうしてるんですか?」
「もう朝から戦争で、早い者勝ちですよー。もう一つ作ろうか、なんて話してるんです」
「男の子も女の子もいるんですか?性格って男女で違うものですか?」
「うちはねー、男の子はあまり話さなくて何を考えてるかよくわからないんですが、女の子はよく話しますねー」
「女の子のもっぱらの話題はどんなことですか?」
「部活をやっているので、その先輩後輩の話とか、あとは、恋バナですねー」
「へー、片思いの人がいるとかですか?」
「好きな先輩がいるみたいで…」
…
という感じで、相手の家庭の中を映像化することで、どんどん話は生まれてきます。
映像化して、さらに時間軸を変えろ
さらに盛り上げる発展形で、時間軸を過去に変えると面白くなります。
先ほどの四国旅行の例であれば、過去に変えると…
・どんな話し合いで、きっかけで四国旅行に行くことになったのか
・他に行ったことのある場所はどこなのか
先ほどの子どもが4人いる人の例であれば、、、
・もっと小さいころはどうやって子育てしていたのか
・夫(または奥さん)と4人子どもを作るつもりだったのか
・3人いて4人目が生まれたときの子どもの反応
などなど過去にすると無限に話が出てきそうですね。
これを動画で見る
まとめ
もう一度コツをおさらいしておくと、
映像化して、足りないもの、疑問を埋めていく作業をしましょう。
そして時間軸を過去にずらしてみましょう。
こうすることで、どんどん話が盛り上がっていきます。
見えているものだけでなく、感じる事、その背景にあるもの、なぜそうなったのか、などを聞いていくと良いですね。
というわけで、木曜日企画・笑顔の会話術でした。
一緒にトークを向上して、あの人も笑顔に変わる人生を送りましょう。
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トーク向上委員会の向上長、焚き火たかじでした。
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