キングオブコント2021と、ひとり社長に共通する勝ち筋(※ネタバレ注意)

たかじのコラム

2021年10月2日に、キングオブコントの決勝戦が行われました。それを見ていて「あー、個人経営と一緒だなー」と気づくことがあったので紹介します。(※まだ見ていない方は、ネタバレがありますのでお引き取り下さいね)

ボクは以前「トーク向上委員会」を運営し「カジサックの質問力」という本を出したぐらいお笑い好きであり、今は「フリーランスの家庭教師」の個人経営オタクでもあります。

結論から言うと、明暗を分けたのは「独自資源」と「強み」を活かしているかどうか、でした。独自資源というのは、その人らしさです。経営者の場合はそれに加えて、独自の技術、みたいなことです。

強みというのは、さきほどの独自資源から生まれる、ライバルより優れている事、です。特に決勝に残った3組は、それが顕著だったんですね。

決勝に残ったメンバーは、コントの猛者ばかりで、表現力や、ネタの構成力はみんな素晴らしかった。でも結果を変えたのは、その「らしさを活かした強み」だったと感じました。

そこで今日は、どんならしさが活きたのか?ということに絞って考えていこうと思います(もっと他の独自資源もありますが、わかりやすさを重視して書くことをご了承ください。画像はすべて公式ホームページより拝借しました。

空気階段

左=鈴木もぐら 右=水川かたまり

この2人の独自資源=その人らしさは、左の太っている方が「借金してる、不器用でもまっすぐ、わかりやすい変態」です。右の方は「男前、ズルがしこそう、部屋でこっそり変態してそう」です。(強み=それを活かしたコントです。以下2組は割愛します)

優勝した要因として、左の太った方のキャラクターが知られるようになった、ということも見逃せません。とにかく左のキャラの強さが一番の強みでしょう。(水曜日のダウンタウンなどで最近大活躍するようになりました)

1本目では、両方の変態部分を浮き彫りにさせておいてから、実はすごいというギャップで爆笑をかっさらいました。

2本目では、左の「不器用でまっすぐ」右の「ズルがしこそう」という独自資源を発揮して、意味不明な世界観を成立させました。(キャラがしっくりこないと、ただのわけのわからないものになりがちなんです)

2本とも、見事な仕上がりで文句なしの優勝でした。

ザ・マミィ

左=林田洋平 右=酒井貴士

この2人の独自資源はわかりやすく言うと、優しいカシコ&めっちゃ天然です。左の彼は知名度が無いので、見た目の印象ぐらいしかありません。右の方は最近活躍しているので、借金してるダメな奴、バカというらしさが浸透してきています。そして最大の強みはそこでしょう。(1組目とざっくり同じ構図です)

1本目のネタでは、右の彼をホームレスっぽいダメ人間に見立て、左の彼を純真な人にしておいてから、最後はグダグダなミュージカルという、めちゃくちゃアンバランスな世界観を成立させました。

2本目では、右の彼のらしさ=独自資源が発揮されなかったように感じました。社長という設定は仕方ないにしても、バカっぽさ、天然ぽさ、というらしさが発揮されなかったことで、惜しかった印象でした。

男性ブランコ

浦井のりひろ 平井まさあき(どっちがどっちかわかりません)

この2人はボクも初見だったのですが、独自資源は左が「地味でマジメな公務員ぽさ」、右は「見た目のユニークさ」でしょう。右の彼のインパクトが最大の強みで、それを活かした1本目でした。

1本目では、ボトルメールから文通をしているという、左の彼にピッタリな人格と、謎の女性という右の彼にピッタリな強いキャラで物語を展開し、後半は左のマジメな彼の好みが実は変わっていた、という驚きの展開を自然に演出することに成功させました。いやー、面白かった。

2本目も、キャラを活かしたもので、設定、世界観はしっくりきていました。単にストーリー展開に物足りなさがあったので爆発力に欠けた印象でした。面白いネタでしたが、今年の決勝は特にレベルが高かったので残念でしたね。

まとめ

自分の魅力を発揮して、価値を伝える、という意味で、コント芸人もひとり経営も同じです。そのためには、自分のらしさ、独自の技術を発揮して、強みを発揮する、ということが大切だということが大切です。

あなたも、自分らしさ、自分独自のものを見つけて、それを強みに変えて、いつも選ばれるフリーランスになりましょう。集客の極意はツイートしていますよ。https://twitter.com/takibitakaji

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