蟹穴主義こそフリーランスがずっとうまくいく秘訣です【マインド講座#5】渋沢栄一に学ぶ

軸になる考え方

ずっと選ばれるフリーランスでいるために、
蟹穴主義という考え方が大事です。

今日はなぜ蟹穴主義が大事か、
どんな考え方が蟹穴主義か、
どうすれば自分の蟹穴を見つけられるか

を紹介しますので、
自分の蟹穴を見つけて、
選ばれ続けるフリーランスになりましょう。

蟹穴主義とはどんな意味か

カニは自分のカラに合わせて穴を掘ります。
そういう意味です。

フリーランスにとっては、ズバリ
こうとらえると良いです。

「自分の得意・特徴を
外れたことをしないように」

ただし、気を付けて欲しいことは、
チャレンジするな、という意味ではないです。

自分の可能性を信じて突き進むことは
大事だが、その時に自分の特徴を
外れていないか注意しなさいよ、

ということを言っています。

渋沢栄一さんの言葉

資本主義の父と言われる
渋沢栄一さんの言葉です。

論語を大切にしていて、
そこから学ばれたことです。

論語というのは儒教、
つまり昔の中国の教えですね。
孔子さんの教えです。

ソフトバンクグループの孫正義さんも、
昔の中国の孫氏から学ばれていて、
経営にとって哲学は大切なんですね。

渋沢栄一さんは沢山の会社を成功して、
大蔵大臣などのポストを提案されました。

でも受けなかったんです。
自分は実業界に穴を掘って入ったから、
その穴は出ないと決断されたのです。

ちょっと話がややこしくなりますが、
社長が政治家になるなという意味じゃない
んですよね。

自分の穴にあっているかどうか、
ということをおっしゃっています。

渋沢さんにとって、
大蔵大臣は自分の穴じゃなかったんです。

重ねて言いますが、
大きなプロジェクトをやるな、
と言っているわけではありません。

近江商人クラブハリエにも代々伝わる言葉「餅は餅屋」

たねや、というよりもクラブハリエの
バームクーヘンと言った方が有名ですが、
滋賀県の近江八幡に本社があるたねやも、
テーマパークもやらないし、ホテル業もしません。

ラコリーナという施設は
年間300万人訪れるお菓子屋さんなので、
そういう声もよくあるそうです。

でも、餅は餅屋だからやらない。

今たねやは4代目の社長さんですが、
昔からその教えは伝わっています。

お菓子屋さんが本業なので、
そういったことには手を出さないんです。

著書で語られています。

『近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本 』by山本 昌仁涙を流しながら商いを学べましたよ

蟹穴主義はなぜ大切か

人はうまくいくと調子に乗って過信して、
自分の関係ない分野にいってしまいがちです。

フリーランスならなおさら、
身体は一つですから、
自分の分野・特徴・志を
外れたことをやってはいけません。

では自分の穴をどう設定するか、
3つのポイントをおさえましょう。

あなたの蟹穴を見つける3つのポイント

あなたの特徴を次の3つの
視点で見つけましょう。

これら3つが
全て当てはまっていることが
あなたの蟹穴です。

分野

あなたはどんな分野のお仕事を
しているかということです。

例えば僕なら
映像・本・教育
の分野をずっと手掛けています。

才能・強み

得意な事、人よりもうまいこと、
時間を忘れて没頭してしまうこと、
人に褒められること、

このあたりに才能があります。

落とし穴は、
自分は得意と思っているけど、
人と比べて大してうまくない場合です。

たいていの場合は、
自分はたいしたことないと思ってるけど、
人から見たらとても凄いことが多いです。

好きな事

好きなこと、
情熱をもって続けられること、
です。

こうでないと、
ずっと続けられないですよね。

好きかどうかはとても大事です。
ただ、好きでなくても成功します。

3つ当てはまらないといけない、
と言いましたが、3つ目は
当てはまってなくても成功します。

分野を絞れてて、
人よりうまければ成功しちゃいます。

そんな人はたくさんいます。
でも、それで良いか?って話です。

どうせ人生の大半をささげるなら、
好きなことをやるほうが楽しいですよね。

それに長いスパンで見れば、
好きな事をやってる方が
ずっと成長していきます。

好きな事じゃないとね、
ある程度うまくいったら、
「こんへんでいいか」
って絶対思うんですよ。

蟹穴を外れて失敗する2つのパターン

流行や人の行動に惑わされる

世の中がタピオカ屋で成功してるから、
タピオカ屋をやる。

人がエステで儲けてるからエステをやる、
そういうやつです。

人がうまくいってると、
ついつい手を出したくなってしまいますよね。

これで失敗した人が
バブル後に山ほどいました。

自分の穴以外のことは、長くは成功しません。

3か月で成功しようとする

短期間で成功したくなりますよね。
でもそれを追いかけると、
ずっとうまくいきません。

焦っちゃいけません。
人生100年時代ですから、
ずっとうまく行く方が大事です。

7年スパンで考えましょう。
じっくり自分の穴で力をつけていきましょう。

短期間で成功する広告が
世の中に溢れています。
だからついつい自分の穴いがいに
飛び込んでしまうんですよね。

関係ないのに、
YouTubeをやったり、
いきなりオンラインサロンをやったり。

確かに成功するかもしれない、
でもその10年後どうなっていますか?

3か月で成功したら、
たいてい3か月でダメになります。

竹のように根を張り続けましょう。
そうすれば自然にうまくいきます。

自分の穴に根を張り巡らせば、
ものすごい土台になります。

あちこちの穴に根がバラバラでは
つながりが生まれません。

自分の穴を育てれば、
ずっと人に愛されて、
ずっと人を幸せにして、
ずっと選ばれ続けるフリーランスに
なることができます。

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蟹穴主義こそフリーランスがずっとうまくいく秘訣です【マインド講座#5】渋沢栄一に学ぶ

まとめ

フリーランスは経営者です。

日本を代表する
偉大な経営者のことばを聞きましょう。

そして自分をしっかり知って、
自分の軸をしっかり持って、
自分の穴に根を張りましょう。

そうして、
ずっと選ばれ続けるフリーランスになりましょう。

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焚き火たかじでした。

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