今日はケンコバさんの「いい話」を分析します。
ケンドーコバヤシさん「いい話」
最近良い話ブームがあって、そういう番組のスタッフが僕のところにリサーチにきた。
振り返ってみたら全然ないんですよ。
「こういうのどうですか?」と話しても「それはイマイチですねー」
あれ、俺は人生誰よりも薄っぺらいのかな?と思った。
スタッフにも「誰でも2つや3つはあるもんですけどねぇ」と言われて、
なんで俺にはないんやろ?と
もしかしたら、自分で無意識に避けているんじゃないか、飛び込んでいかないといけないと思った。
よく考えたら、マンションの近くの花壇があって、一か所だけ何も生えてない場所がある。
そこにいつも、じょうろで水をやっているおじいちゃんがいる。
「もしかしたら、何かいい話があるんじゃないか?」
誰かとの約束のためにやってるとか、誰かを待つためにやってるとか、
これは飛び込もうと思って、
「おじいちゃん、毎日そこに水をあげてますよね?」
「うん」
「これ、なんか生えるんですか?」
「これか、これな、猫が来よるからな、毒まいたってんねん」
この話の面白ポイントを学ぼう
「クイズ形式」になっている。
これは一種のクイズ、謎解きになっています。
なぜおじいちゃんが水をまいていたか?ということが気になりますね。
そして、その回答が予想していたものとギャップが違いすぎるので笑いが生まれています。
あなたが何か、予想外なことが起こった時に使えるコツですね。
フリを効かせているのもポイント
そして、この話にギャップを生んでいるポイントは「いい話」です。
話の前半でいい話を求めている自分を説明しているので、クイズのテーマがいい話になっているわけですね。
聞いている人は、なんとなくいい話を想像しながら聞いています。
でも心の中では、そうではないんだろうな、という予測も当然ありますが。
そこを超えてくるのがプロの凄いところだなぁ、と思うところですが、素人にはそこまで要求されません。
なので、オチと少し違う未来を語っておくことも大事です。
例えばどんな風に組み立てると良いか
例えば予想と違った出来事として、母親から荷物が届いてあけたら、腐った豚まんだったとしましょう。
その場合は、オチと違う未来は「果物が届いた」というものにするとします。
こんな風に話を組み立てられるでしょう。
一人暮らしを始めたころに、母親から、ちゃんとご飯を食べているか?と連絡がマメにあった。
大丈夫大丈夫って返信していたが、3か月ぐらいたった秋に母親から荷物が届いた。
そういえば、2,3日前に「懐かしいものを送ったからねー」とメールが来ていた。
品名には食品と書いてあった。小さいころから実家ではよく果物を出してくれたし、
果物は高くてなかなかスーパーでも買わなかったから、心配した母が送ってくれたかと思った。
開けたら、豚まんが入っていた。
えっと思って、におったら腐っていた。
母親にメールしたら、出来立ての豚まんを食べて欲しいから、ホカホカのやつをそのまま送ったとのことだった。
届くまでに腐っていたのだった。
確かに懐かしい豚まんやけど、次からは冷凍で送ってね、と返信した。
他のウケるポイント
ケンコバさんの心の声が入っている事、登場人物のセリフが入っていること、
これらで臨場感が増して、主人公の気持ちに感情移入することで話が面白くなっています。
今日はすべらない話から、ケンコバさんの「いい話」を題材に分析してみました。
一緒にトークを向上して、あの人も笑顔に変わる人生を送りましょう。
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トーク向上委員会の向上長、焚き火たかじでした。
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