本の内容を全公開中【その6】~1年半でニートに飽きてくる☆後で消します

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そんなニート生活が1年半続いたころ、そろそろなんかやりたいな、と思い始めました。休憩に飽きたんですね。1年半、あっという間でした。

ずっと家にいるわけではなく、週に1回はバスケに出かけていました。高校時代にバスケ部で、バスケはすごく好きだったんですよね。大学のころも遊びでやっていましたし、社会人でもちょっとだけやっていました。

インターネットで近所で出来るところを探して行っていました。体力も戻ってきて、週2回、3回とやるようになっていきました。

他には日本語のボランティアに週1で行っていました。枚方市駅の公民館的なところなんですが、日本在住の外国人の人に日本語を教える、というボランティア団体があったんです。日本人と結婚した人とか、仕事で来ている人とかがいてるんです。関西外大が近くにあるので、そこの先生や生徒も多かったですね。

そこに行ったのは、英語を勉強したいな、というこれまたヨコシマな発想です。「英語学ぶなら、やっぱり喋るのが早いやろ」ということで、ランゲージエクスチェンジ、というのがあると知ったんです。つまり、日本語を学びたい外国人と英語を学びたい日本人が組めば、お互いに学べる、というやつです。

それをやるのに日本語ボランティアがピッタリだ!ということで通い始めました。行ってみると、来た人同士が自由に教えあう、という感じではなく、管理人さんがマッチングして、担当制になるんですね。毎週同じ人とペアになるわけです。僕のパートナーはすんごい美人のナタリアさん、という…ロシア人でした。全然英語は上達しませんでしたが、毎週ナタリアさんと日本語を勉強したり、イベントも多くて多くの外国人の方とコミュニケーションできました。

中国人に対するイメージはすごく変わりましたね。品のある人、日本人よりよっぽど品のある方や、イメージ通りの声の大きさの方、いろんな方がいましたが、皆さん明るくてすごく楽しい方々でした。

ナタリアさんといろんな言葉を勉強していて、聞かれました。

「ジリツ、はどういうイミですか?」

「えーっと、ボクはいま、ジリツしていないんですが、オヤとかにたよらず、ジブンでタっている。だから、ジブンのオカネでセイカツしたり、そういうイミです」

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