ビートたけしさんも映画をまず4コマで考えるそうです。
お話をするときに、この4コマで構成すると、伝わりやすくウケやすくなります。
このブログのプロのエピソード話の分析も、この4コマに分けて行います。
話が面白くない理由1位は話がまとまっていないことです。
散らかっていては、面白さは伝わりません。
構成をしっかりすることで、話の道筋を間違えずにすみます。
4コマは、話におけるカーナビみたいなものですね。
話が面白くない理由2位はオチでなんとかしようとすることです。
お話したい内容ってオチから生まれますよね？
実は大切なのはオチまでの構成です。そこがウケるかどうかの分かれ目です。
この話はどんな話でも使えるので、お気に入りに登録して、何かあった時にこれで構成しましょう。
誰かに話すまえに見返すと良いです。
4コマ構成で組み立てるとは
1セットアップ
2状況説明
3サビ
4オチ
となります。一つ一つ説明しますね。
1セットアップ
これは、お話のタイトルをつける、という意味です。
2状況説明
これはそのときの状況を説明する、ということです。
3サビ
起こった出来事を話します。盛り上がり部分ですね。
4オチ
起こった出来事を話します。話はオチから生まれます。
セットアップと状況説明のコツ
セットアップのコツ
は興味をそそるタイトルでセットアップすることです。例えば、「お母さんと外食」「家族でキャンプ」「初めてのデート」みたいな感じです。この3つの例で言えば、一番興味を持たれるのはおそらく「初めてのデート」でしょう。
ここに謎を入れたり、相手の好きな事を入れたり、共通の話題を入れたりすることで興味がそそります。例えば「こないだ車が脱輪してさ」「待ち時間が短く感じたんだけど」「〇〇課長に日曜日にバッタリ会ったんだけど」のような感じです。「え、なになに？知りたい」と興味を持ってもらえるにセットアップすると、続きの話も食いつきが良くなります。
状況説明のコツ
は、登場人物と舞台設定を描かせることです。
例えばお母さんが登場するなら、年齢や見た目や性格を伝えます。「50歳で、小柄でちょっとポッチャリしていて、パーマ頭でヒョウ柄着てて、よくしゃべる人でいわゆる大阪のおばちゃん」と言えばだいたいイメージが浮かびますよね。
そして舞台設定は、詳細を話します。場所、広さ、距離感、周りのモノ、人数などなどです。「コンビニで入り口から一番奥にあるおにぎりの棚のところまでレジの列ができていた」と言えば画が浮かびますよね。
よくある失敗
ここでよくある失敗は、長くなりすぎることです。
長いと間延びしてせっかくの期待が持続しません。
必要な情報だけを入れるようにします。
※ちなみに、プロが長い話を面白くできるのは、途中のオカズ、面白ポイントがちりばめてあるからです。
では実際にお話を2つ構成してみます
エピソード1 20代のOLの話
こないだあこがれの課長にディズニーでバッタリ会ったの！
課長は身長が180ぐらいあって、30過ぎぐらいで、
やさしくてイケメンで仕事もできて、いつも笑顔で挨拶してくれる人でね。
ステキだなーって思ってたの。彼女いるのかな？って。
社内の飲み会でライン交換して結構いい感じだから、脈あるかも？
飲みに誘ってみようかなとか思ってたのね。
日曜日にさ、女友達と2人でディズニー行ったんだけど、
イッツアスモールワールドの近くで20メートルぐらい先にいたの！
頭にミッキーの耳つけて、立ってたの。
あれ？1人？そんなわけないか。彼女いるのかー、って思ったのね。
誰かを待ってる感じだったから。
課長が手を振って、トイレからかけよってきたのは、
4歳ぐらいの女の子だったの。「パパー！って言ってね」
後ろからキレーな奥さんも歩いてきて、3人で手をつないで、
絵に描いたような理想な家族だったわ。
4コマに分けるとこうなります。
1.憧れの人にバッタリ
2.脈ありかも
3.ディズニーで遭遇
4.妻子ありだった
1セットアップ
こないだあこがれの課長にディズニーでバッタリ会ったの！
→興味わきますよね。
2状況説明
課長は身長が180ぐらいあって、30過ぎぐらいで、
やさしくてイケメンで仕事もできて、いつも笑顔で挨拶してくれる人でね。
ステキだなーって思ってたの。彼女いるのかな？って。
社内の飲み会でライン交換して結構いい感じだから、脈あるかも？
飲みに誘ってみようかなとか思ってたのね。
→課長の説明と関係性をイメージできます。
3サビ
日曜日にさ、女友達と2人でディズニー行ったんだけど、
イッツアスモールワールドの近くで20メートルぐらい先にいたの！
頭にミッキーの耳つけて、立ってたの。あれ？1人？
そんなわけないか。彼女いるのかー、って思ったのね。
誰かを待ってる感じだったから。
→ここでも状況説明しながら、盛り上がりの部分を話しています。
4オチ
課長が手を振って、トイレからかけよってきたのは、
4歳ぐらいの女の子だったの。「パパー！って言ってね」
後ろからキレーな奥さんも歩いてきて、3人で手をつないで、
絵に描いたような理想な家族だったわ。
→1.2.3をしっかり話していれば、ここの残念感がしっかり伝わりますね。
エピソード2 50才の会社員男性の話
こないだ後輩に仕事のアドバイスのメールをしたんだけどさ、
その後輩は10個下のヤツで今は他部署に移ったけど、前は俺の下で働いてたのね。
最近デカめのミスをしちゃって、周りに迷惑かけて、会社でもこっぴどく怒られて、落ち込んでたんだよ。
俺もその話は聞いてたけど、しばらくそっとしてたのよ。
1か月ぐらい経って落ち着いたかな、って思ったから、「ちょっとカッコつけすぎかな？」
って思ったんだけどメールしたんだよ。
「お前な、俺だっておまえの10倍はデカいミスしたよ。
諦めずにまた続ければきっとまた取り返せるし、俺も相談に乗るから、
これにしょげずに努力を続けていこうぜ。お前は良いところがあるってみんな知ってるから大丈夫だよ」
そんなメールを送ったのね。カッコつけすぎかなーって思ったけど。
そしたら数時間後に返信が来てさ、
「連絡先消しててわかりません。どなたですか？」
ふざけんじゃねーよ！存在消されてたー。
4コマに分解します。
1.後輩にアドバイス
2.後輩が落ち込んでた
3.先輩としてカッコよくアドバイスした
4.連絡先消されてカッコ悪かった
1セットアップ
こないだ後輩に仕事のアドバイスのメールをしたんだけどさ、
→どんなアドバイスをしたの？って気にさせます。
2状況説明
その後輩は10個下のヤツで今は他部署に移ったけど、前は俺の下で働いてたのね。
→登場人物との関係がよくわかりますね。
3サビ
最近デカめのミスをしちゃって、周りに迷惑かけて、会社でもこっぴどく怒られて、落ち込んでたんだよ。
俺もその話は聞いてたけど、しばらくそっとしてたのよ。
1か月ぐらい経って落ち着いたかな、って思ったから、「ちょっとカッコつけすぎかな？」
って思ったんだけどメールしたんだよ。
「お前な、俺だっておまえの10倍はデカいミスしたよ。
諦めずにまた続ければきっとまた取り返せるし、俺も相談に乗るから、
これにしょげずに努力を続けていこうぜ。お前は良いところがあるってみんな知ってるから大丈夫だよ」
そんなメールを送ったのね。カッコつけすぎかなーって思ったけど。
→状況説明しながら、盛り上がりの部分です。
4オチ
そしたら数時間後に返信が来てさ、
「連絡先消しててわかりません。どなたですか？」
ふざけんじゃねーよ！存在消されてたー。
→この部分からこの話は生まれたはずです。1,2,3がしっかりしてれば、落差が伝わりウケるでしょう。
動画でもこの解説とエピソード話を再生できます
まとめ
話をするときは、このようにいったん4コマで短く構成してから、枝葉をつけましょう。それを繰り返せばきっと誰でもウケる話ができるようになります。
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参加は無料です。（2020年9月に開設）
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たかじさんでした。
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