【自営業者、初心者向け】集客チラシ作りの全工程と、よくある失敗

たかじの活動

自営業者など小さなビジネスをやっている人はチラシで集客することも効果があります。初めてチラシを作る人や、今まで作ったけどイマイチ成果が出なかった、という方にも参考にしていただければ幸いです。

僕は自営業10年以上で、何度かチラシを作ってきました。失敗も成功も。ありました。

まず知っておかなければならないのは、一般的に、チラシの反応率は3/1000でハナマル合格点だということです。100枚、200枚で結果が出なかった、そらそやろ、という話です。

この記事は、スーパーやパン屋さんなど、日常的な商品を扱っている方を対象にしていません。予めご了承ください。(でもそういう方にもヒントになることはあるはず)

【新聞折込かポスティングか】

一般的に、圧倒的にポスティングの方が反応が高いです。

理由は簡単で、折込チラシは他の広告チラシと混ざってしまうことで、チラシとして比較されて捨てられるし、単純にがさっとまとめて捨てられる、見られない確率が高いからです。

ポスティングであれば、ダイレクトに手に取ってもらえることが多いので、見てもらえる確率が高いので反応率も良くなります。(なのでチラシがいっぱいのポストよりも、チラシが少ないポストの方が良い、ということにもなります)

いずれにしても業者にお願いするとコストがかかるので、駆け出しの人やコストをかけたくない場合は、自分でポスティングして反応率が高くなるチラシを作り、計算が立ったら(コストを売り上げが大きく超える)業者に依頼する、という流れが一番の近道でしょう。いきなり新聞折り込みチラシを入れてしまうのは愚策だと思います。

【捨てられない工夫】(相手にもよる)

  • 新聞記事風にする
  • 手書きにする
  • 似顔絵をいれる
  • ポストに入っているチラシを参考にする

高齢者の方がターゲットであれば、新聞記事風にすると読んでもらいやすくなります。新聞だと勘違いしてみていただけるからです。

手書きも良いですね。人情味が出て、ちょっと読んでみたくなります。

似顔絵はやっぱり親近感が湧くんです。これは本能ですよね。

工夫の方法は他にもいろいろあるでしょう。最後に書いた、他のチラシを参考にする(ベタなものじゃなくて、良いものをですよ!)のはとても大事です。真似ることが近道です。

【2つのNGポイント】よくある失敗

NG1デザインするソフトをいきなり使ってはならない

理由…レイアウトデザイン、写真、文章、見出し、要素が多すぎて時間がかかりすぎます。

例えるなら、国算英理社を1授業で同時にやるようなものです。
一つずつ分けてやってから、積み上げます。

NG2いきなり大量に作ってはならない。トライ&エラー

うまくいく秘訣はこれです↓

少量作ってポスティング→結果分析→改善→少量作ってポスティング→…

この繰り返しに尽きます。
いきなり反応が良いものが作れるとは思わない方が良いです。
あなたが大天才でなければ。

チラシが完成したときは、気分が盛り上がります。
「これ、すごい反応がありそうだ!いける!!」
とか思ってしまうものです。
でも、多くの場合勘違いです。僕はそうでした(笑)

一度落ち着きましょう。ちょっとだけ蒔いてみて反応を見るのです。

【スムーズに作る手順・注意点】

(チラシの構成要素)絶対分けて考えること。

  • 全体レイアウト
  • 写真・画像・図選び
  • キャッチコピー(大見出し)
  • 中見出し(段落の見出し)
  • それぞれに続く文章

ではそれぞれについて解説します

 ・全体レイアウト

自分で考えないことが一番大事です。時間ばっかりかかって、さらにろくなものはできません。
良いモノを参考にしましょう。テンプレを使いましょう。ポストの中にも、ネット上にもいっぱいあります。
あなたがデザイナーでなければ、です。

 ・写真・画像・図

自分で撮るなら、

  • 光を当てる
  • 一眼レフで撮る
  • iPhoneで撮る

このあたりがおススメです。普通の携帯カメラは微妙です。iPhoneレベルで撮りましょう。
光は実は照明より良いのは自然光です。午前中の明るい部屋が良い写真を撮りやすいです。

質の悪い写真は絶対ダメです。印象を落とします。品質が悪いイメージを起します。

 ・キャッチコピー

商品を売らず、その先にある幸せ、何を解決するかなどのコンセプトを訴求する。
さらっと書きましたが、むちゃくちゃ大事です。間違っても商品名は入れちゃダメです。

 ・中見出し(段落の見出し)

新聞記事もチラシも、普通は段落の塊で出来ています。中見出しとは、段落の見出しのことです。
奇をてらったチラシを作るのでなければ、あなたは段落をいくつか作って、チラシを作ることになります。

段落の並べ方は、こんな流れが良いと思います。

相手のメリット×3→ストーリー→商品説明→疑問点→Q&A→注文方法→金額→自己紹介

間違っても商品説明を最初にしてはいけません。誰も興味がないです。

相手のメリットを入れて入れて入れて、ストーリーで入り込んでもらって、
↑これで読み手にチラシを読むスピードをつけてもらいます。
そんな風になりたい!
↑ヨダレを垂らしてもらってから、
商品説明をするのです。

例えるなら、
歩いている人にいきなり「焼き芋どうですか?」と言うのではなく、
20メートル手前から、焼き芋の良いにおいを散々かいでもらって、「焼き芋どうですか?」と言う

みたいなことです。

 ・それぞれに続く文章

書きまくってから、無駄を省くのが良いでしょう。
いきなり良い文章を完成させるのは、あなたが齋藤孝さんでなければ無理です。
なので、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式です。
沢山書いて、編集します。被っている表現、2文を1文にできるところ、消しても良いところ。必要な事は伝えながら、スッキリとした文章にします。

NGポイント よくある失敗

オシャレなイメージ広告はまったく意味がありません。
売る商品がiPhoneならそれでも売れます。認知も信頼も人気もありますから。
あなたはiPhoneではない。
あなたのサービス、商品にはまったく興味がないと思った方が良いです。
認知も信頼も人気も0の弱者は情報量を必要なだけ書くことが大切なのです。
裏表使っても構いません。しっかり載せましょう。
沢山書いても、興味がある人は読み込んでくれます。
アナタもそうじゃないですか?

必要なだけ、情報は載せましょう。必要なことは↓です。

相手のメリット×3→ストーリー→商品説明→疑問点→Q&A→注文方法→金額→自己紹介

イメージが良いだけのチラシでは反応ゼロですので、気をつけてください。

【チラシセールスライティングのコツ】(チラシが出来たら再チェック)

ここは重要ですので、チラシ完成後にもう一度見てチェックしましょう。

  • 第一目標は商品説明にたどり着かせること(売ろうとするな)
  • 相手のメリット、問題解決という視点から書くこと
  • 先が気になる要素を入れる(なんで?どうやって?なにそれ?など謎要素)
  • 相手の疑問点を全て解決すること
  • デメリットをちゃんと書くこと
  • 今申し込む理由、限定・期限を切る
  • いきなりゴールの商品ではなく、無料サンプルや、お試しを紹介する
  • 対象ターゲットの人に見てもらって感想を聞く。疑問点、胡散臭い点など

読み手の人にこうなってもらうわけです。↓

ヨダレが垂れてきたわ、欲しい、でもいきなり買うのは…お試しがあるわ!また今度申し込もうっと、あ、限定なのね。じゃあ今やっとかなきゃ。でも、こういう場合はどうなるのかしら?あ、こうなるのね!答えが書いてあったわ。良かった安心。どんな人がやってるのかしら?へー苦労されてるのね。共感できるわ。よしさっそく電話してみましょっと。

【デザイン作成方法】

パソコンソフト
  • ワード
  • イラストレーター
  • ラベルマイティ
  • 他いろいろ

ただし慣れたものに優る物はないです。
PDFにすればよいだけのことなので、ぶっちゃけ何で作っても良いわけです。
大切なのは短い時間で、反応がでるように改善できることですから。

・友達に頼む・ココナラで頼む

自分で作ってデータで渡すこと。仕上げをしてもらう、という感じです。

・業者に頼む

高いよ。それに、結果にコミットしてくれない。つまり成果報酬ではやらない。
だから僕は薦めない。業者さんが超プロフェッショナルのチラシ反応オタクなら別だけど。

【印刷方法】

  • 自宅のプリンター
  • 業者

反応を見る間は自宅のプリンターでも十分でしょうが、意外と家のプリンターってインク代が高いですよね。おススメはプリントパックです。コスパ最強です。印刷業者サイト比較はやめた方がいいです。時間がもったいない。僕は散々やりました。その結果、何があってもプリントパックでお願いすることにしました。慣れてしまえば入稿とか入金とか、5分もかからないからです。時短命です。

【ポスティング量】

1000枚が1単位
最低でも500枚は入れて反応をみたいところですね。

ポスティングを自分でやるのがしんどければ、ポスティング業者さんに頼む方法もありますね。

以上、集客チラシの作り方の全工程をまとめてみました。
コメントで質問をいただければ、今後の記事作りの参考になります。

それでは、今日はここまで。
起きることは、すべてイイコトー

たかじさんでした。

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