誰にも売るから、誰にも売れてないのかも?【しぜんな集客レッスン#19】売上に繋がる、お客さんの絞り方

しぜんな集客

ボクは大失敗をしていました。どんな人にも買って欲しくて商売をしていたんです。その例は途中にでてきます。

フリーランス・自営業をやっていると、あの人にもこの人にも買ってもらえると良いですよね。でも実際にそう思ってやっていることが原因で、誰にも買ってもらえないのかもしれません。ボクがそうだったように。

例えばネイリストなら、パーティにいくご婦人が喜ぶネイルと、学生がお小遣いでちょっと手を出すネイルは全然違います。価格も使っている素材も、ホームページや店構えも、行うデザインも違うでしょう。

学生が通う店に、ご婦人が行くでしょうか?
場違いな感じがしそうですね。

・ご婦人が喜ぶ店に、学生が行くでしょうか?
敷居が高くて入りにくそうですよね。

だから、お客さんは広げれば良いってものではありません。両方狙っていい層と、狙ってはいけない層があります。今日の記事では、絞り方のヒントを参考にメインのお客さんをあぶりだしましょう。そして、絞り方が正しいかのチェック条件をあてはめてみましょう。

こんなツイートもしました

しぜんにお客さんが増えて、売上があがる、お客さんの絞り方でいきましょう。まず、絞れていない例はこんなものです。

間違ったお客さんの絞り方

わかりやすく飲食店を例にしましょう。こんな絞り方をすると、誰にも売れません。

  • 近所で働く営業マン
  • 近所で働く健康志向のOL
  • 近所の会社の社長
  • 近くの大学の学生
  • 近くに住んでいる主婦

たとえばですが、それぞれこんなことを求めています。

  • 営業マンは早さ
  • 健康志向のOLは素材や自然な味
  • 社長は人より良いもの
  • 大学生はボリュームと安さ
  • 主婦はストレス発散のおしゃべり

「味が濃くて、自然な味で、人より良い物で、ボリュームがあって安くて、おしゃべりできる環境」…そんなものが実現するはずがありません。

結果的にいろんなお客さんが来るのは歓迎ですが、全員に好まれるようにすることは無理です。こんなターゲティングをしていたら、何に力を入れていいか、わけがわかりませんよね。

そこで、あなたと相思相愛になりそうな、メインのお客さんを決めて、その人に刺さるところだけに力を入れていくのが、実行しやすい勝ち筋です。

あなたのメインのお客さんをあぶりだす2つヒント

あぶりだしやすい、たった2つのヒントがこちらです。ポイントは、相思相愛であるかどうかです。

あなたの強みがドンピシャでハマる相手は誰?

あなたが他の人よりも優れていることはなんですか?ライバルと比較することが大切です。人と比べちゃいけない!とか言いますが、お客さんは比べますから。

値段ですか?味ですか?使いやすさですか?親しみやすさですか?カスタマイズ制ですか?手軽さですか?密着性ですか?誰かとの繋がりですか?場所ですか?実績ですか?資格ですか?経験ですか?能力ですか?トーク力ですか?見た目ですか?オシャレさですか?…みたいな強みを発見しましょう。繰り返しになりますが、お客さんがあなたの代わりに選びそうなもの(ライバル)と比べないといけません。あなたから見て、ではなくて、相手から見て、でないといけません。

そして、その強みをメチャクチャ欲しがっている人は誰ですか?どんな人がそこに重点を置いていますか?

すでにハマっているお客さんは誰?

すでに商売をしているなら、あなたを大好きなお客さんがいるはずです。お客さんから考える方法です。

その人たちに共通した部分はなんですか?ステータスや性別ではないかもしれません。その人たちはどの部分に愛着を持っていますか?そのお客さんたちの共通部分を見つけ出してください。ボクの例がわかりやすいかもです。

ボクの失敗例
ボクはDVD制作の自営業を10数年前に始めて、いろんな人をお客さんにしようとして、失敗していました。撮影もして、編集もして、ダビングもして、会社も、個人も、なんでも受けようとしていました。


そんな時に、お客さんの共通点を探したんです。ボクに何度も仕事をくれている人たちの共通点は、ちいさな発表会を催している習い事の先生」だったんです。「ちいさな発表会をする人」をお客さんに絞ってから売上は右肩上がりになり、経営が安定しました。

お客さんを絞る時の分け方

分け方はいろいろあります。以下を参考にしてください。

【プロフィール分け】
性別、年齢、地域、職業、家族、ステータスなど

【ライフスタイル分け】
趣味、志向、価値観、時間の使い方、お金の使い方など

さいごに、変な絞り方をしていないか、チェックしてみてくださいね。

チェック条件

これらに全て当てはまっていることが条件です。

  • 十分な数がいるか
  • その人は本当に欲しがっているか
  • その人に届けられるか
  • フワッとしていない、具体的な絞り方か
  • 1種類から多くても3~5種類

さあ、いよいよ右肩上がりのきっかけをつかみました。次はコレです。

メインのお客さんを絞ったら

あなたにピッタリなお客さんを絞れましたか?それができたら、あとはその人たちにもっと好かれる方法を磨いていきましょう。

  • 告知方法
  • 技術
  • デザイン
  • パッケージ
  • 商品
  • 価格
  • サービス
  • フォロー
  • オプション
  • レイアウト
  • 素材

などなど、これらすべてをそのメインのお客さんに絞って喜ばれるように、磨き続けていきましょう。これが自然にお客さんを引き寄せる、本質的なやり方です。

こんなツイートもしました

対象が想像しやすいから、やりやすいし、実際に魅力を感じてもらいやすいので、本当にお客さんが向こうから寄ってくるようになります。

まとめ

フリーランス・自営業は特に一人ですから、お客さんを絞りましょう。ターゲティングを間違えると、誰にも買ってもらえなくなります。

メインターゲットにするのは、あなたの強みがドンピシャでハマる人です。すでにハマっている人から探すこともできます。

メインのお客さんを決めたら、一度変じゃないかチェックしましょう。大丈夫そうなら、そのお客さんに喜ばれるように、磨きまくりましょう。そうすれば、しぜんにお客さんは吸い寄せられ、売上も右肩上がりになっていきますよ。

この記事を書いたのは「売り上げをあげ続ける経営の家庭教師」焚き火たかじでした。

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